【沖縄県庁】集団討論
【2020】
「9月入学制の導入について 」
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い教育機関の一斉休校が続いていた令和2年4月、全国知事会は、休校長期化の不安解消や子どものグローバルな活躍にもつながるとし、9月入学制に関する国民的な議論をするよう政府に提言を行いました。9月入学制を導入することにより国際標準に合わせることができる一方、教育現場からは、課題が多々あり拙速な導入には反対する意見もあります。9月入学制の導入の是非について、討論してください。
「「Withコロナ」時代における沖縄観光について」
令和2年4月7日、国による緊急事態宣言が行われ、不要不急の旅行自粛が行われたこと等から、本県における4月、5月の入域観光客数は対前年同月比で9割以上の減少となりました。「Withコロナ」時代において、県民が安心して旅行者を迎え入れ、旅行者が少しでも安全・安心に沖縄観光を楽しんでもらうためにはどのよう取組が必要か、討論してください。
「児童虐待の防止について」
児童相談所における児童虐待相談件数は年々増加し、平成30年度では全国及び沖縄県の件数はともに過去最多となるとともに、全国での児童虐待による死亡事例は後を絶たない状況です。特に本県においては、子どもを取り巻く社会・経済環境が大きく変化する中、子どもの貧困、DV相談件数の多さなど深刻な状況があり、これらが児童虐待の背景となっていることが指摘されています。このような状況において、行政及び地域社会はどのように対応すべきか、討論してください。
「新たな感染症から県民の命と生活を守るために何をすべきか」
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、県内においても感染者が多数確認されました。事態は未だ収束せず、今後、流行の第2波、第3波の発生が懸念されています。沖縄において、県民の健康と生活を守るため、地方自治体が行うべきことについて討論してください。
「高齢者の運転免許の定年制について」
本年6月、一定の違反歴がある75歳以上の運転者に対し免許更新時に実技試験を義務づけるなどした改正道路交通法が成立しました。高齢者の運転による悲惨な事故が相次ぐ情勢に歯止めがかかることが期待されますが、海外においては、70歳までの定年制を導入している例もあります。高齢者の運転免許の定年制について、討論してください。
「若者の投票率向上について」
若者の政治参加を促すため、平成28年に選挙権年齢が18歳に引き下げられましたが、若年層の投票率は依然として低い状況が続いています。選挙や政治についての理解を深めることを目的に県内の学校等を対象に「選挙出前授業」などを実施していますが、投票率向上に向け、どのような取組が必要か、討論してください。
【2019】
「オーバーツーリズムを踏まえた観光客の人数制限について」
平成30年度の沖縄県の観光客数は999万9000人と、6年連続で過去最高を更新しました。本県に多くの観光客が訪れることで、地域経済や雇用が促進されるとの意見もある一方、交通混雑や生活環境の悪化を懸念する声もあり、実際に、観光客のマナーの悪さが問題で立入禁止となった観光スポットもあります。近年、観光地が耐えられる以上の観光客が押し寄せる状態「オーバーツーリズム」が国内外で問題となっていますが、本県航空路の旅客数(便数)や観光スポットの立入人数を制限することについて、賛成か反対か討論してください。
「小・中学校へのスマートフォン等の持込みについて」
小・中学校への児童生徒のスマートフォンや携帯電話の持込みについては、平成21年文部科学省通知により原則禁止すべきであるとされていますが、同通知内容の見直しの動きがあります。その背景には時代と合わなくなっている面も出ているとの考えもありますが、一方で、依存症の助長を懸念する意見もあります。小・中学校へのスマートフォンの持込みについて、賛成か反対か討論してください。
「男性の育児休業取得義務化について」
今般、男性の育児休業取得が低水準にとどまっていることを受け、男性の育児休業取得の義務化をめざす動きがあります。育児休業取得を義務化することにより、男性の育児参加への社会的環境整備が進むとの意見がある一方、育児休業取得を望まない人にまで強制するのは問題であるとの意見もあります。男性の育児休業取得の義務化について、賛成か反対か討論してください。