【宮城県庁】論文試験:傾向と対策【重要テーマを解説】

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関東・東海圏の大学を中心に、公務員試験の論文対策・面接対策を担当しています。
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はじめに

この記事では宮城県庁の論文試験について、傾向と対策及び重要テーマを解説していきます。
まず、宮城県庁における論文の重要度から確認していきましょう。

 

宮城県庁の採用試験は総得点が600点満点となっています。
その内訳は、教養試験が100点、専門試験が100点、論文試験が100点、人物試験(面接・集団討論)が300点です。

 

つまり、教養・専門試験と論文試験の重要度が等しいということです。
そのため、論文の重要度は高いと言えるでしょう。

 

また、論文試験の時間が長いのも宮城県庁の特徴です。
他の県庁の論文では、60~80分程度の試験時間が一般的です。

 

しかし、宮城県庁の論文試験は120分と、非常に長丁場になっています。
そのため、準備不足で挑んだ場合には、十分な文字数を書くことができずに終わってしまうかもしれません。

 

以上の内容を考慮すると、教養試験と専門試験の対策だけでは宮城県庁の合格を確実なものにはできません。
論文試験についても、しっかりとした対策が必要になります。

 

ですが、どこから対策を始めていいのかがわからないという受験生も多いでしょう。
そういった受験生のために、アップドラフトが傾向と対策をまとめました。

 

それでは早速解説していきます。

過去の出題テーマ

まずは宮城県庁で過去に出題された論文試験のテーマを見てみましょう。
テーマは下記のコラムより抜粋しております。

2019:外国人が地域で働き、学び、生活していくに当たっての課題
2018:「人手不足」が生じる背景や地域社会にもたらす影響
2017:人口の一極集中、地方の人口減少がもたらす影響
2016:地方議会における無投票当選がもたらす影響
2015:農山漁村地域に関心を寄せる人に、実際に定住してもらうに当たっての課題
2014:少子化の背景と、必要な取組について
2013:これからの高年齢者雇用のあり方について
2012:再生可能エネルギー源の利用促進を地域の発展に活用するためには
2011:温室効果ガス排出量の削減
2010:現在の社会保障制度を取り巻く情勢とその課題
2009:これからの雇用制度(非正規労働など)のあり方について
2008:今後の広域自治体と基礎自治体の役割分担について

こうして見てみると、様々なテーマが出題されているように見えます。
しかし、中でも重要なテーマとして、3つのテーマが挙げられます。

 

それぞれ説明していきましょう。

人口減少

第一に、人口減少です。
結論から言うと、これが最も重要なテーマだと言えるでしょう。
とはいえ、先ほど見たテーマ抜粋を見ると、人口減少という言葉は2017年の試験でしか出題されていないように見えます。
しかし、実際に各年の問題文を読んでみると、様々な形で人口減少と関連があることがわかります。
例えば、2019年と2018年の問題文を見てみましょう。
【2019】
労働力不足の対策として、本年4月に「改正出入国管理法」が施行され、外国人材の活用が期待されている。本県においても、今後、県内に住む外国人の増加が見込まれるが、外国人が地域で働き、学び、生活していくに当たっての課題について考察するとともに、それらの課題に対し、どのような取組が有効と考えられるかについてあなたの考えを述べなさい。
【2018】
現在、我が国では、有効求人倍率が高水準で推移するなど「人手不足」が深刻化している。こうした「人手不足」が生じる背景や地域社会にもたらす影響を考察するとともに、その影響の解決に向けてどのような取組が有効と考えられるかについてあなたの考えを述べなさい。
ここには「労働力不足」と「人手不足」という言葉が登場しています。
これらは確かに重要な問題ですが、では、なぜこういった問題が発生するのでしょうか?
その原因を考えてみると、そこには人口減少が大きく絡んでいるように思えます。
つまり、人口減少が進んでいるからこそ、労働力が不足する、人手が不足するという問題が発生しているわけです。
もちろん、人口減少そのものへのアプローチと、労働力不足・人手不足へのアプローチはそれぞれに異なるはずです。
しかし、背後に人口減少という原因があることは踏まえるべきですし、論文の導入部分でも書くことを検討すべきだと考えます。
また、2015年の問題文を見てみましょう。
【2015】
近年の世論調査において、都市部に居住する人の約3割が農山漁村地域に定住してみたいと答えるなど、農山漁村地域への関心の高まりを示す傾向が見られる。都市部に居住し、農山漁村地域に関心を寄せる人が実際にこうした地域に定住するに当たっての課題について考察するとともに、それらの課題に対しどのような取り組みが有効と考えられるかについてあなたの考えを述べなさい。
ここでは、都市部から農山漁村地域への定住促進、というのがテーマになっています。
では、なぜこういった問題がテーマとして出てくるのでしょうか?
その理由のひとつが、都市部と比べたときに、農山漁村地域での人口減少が顕著だということが挙げられます。
つまり、都市部では人口の集中が起きているものの、農山漁村地域など、それ以外の地域では人口減少が止まらず、各種の行政サービスを提供することが困難になっているという背景があるのです。
重ねて、2014年の問題も見てみましょう。
【2014】
我が国の合計特殊出生率は、平成17年に1.26となり、過去最低となった。その後は微増傾向をし、平成25年には概数値で1.43となったが、欧米諸国と比較するとなお低い水準にとどまっている。少子化の背景を二つ挙げて考察するとともに、その背景を踏まえた少子化対策としてどのような取り組みが必要かについてあなたの考えを述べなさい。
少子化という切り口ではありますが、そもそもなぜ少子化が問題なのかといえば、それが中長期的には人口減少へと繋がるからです。
その意味では、間接的には人口減少がテーマだと捉えることも可能でしょう。
このように見てみると、近年の宮城県庁の問題においては、人口減少に絡んだテーマが頻出だと言えます。
したがって、人口減少について、
・人口減少の現状
・その原因
・必要な対策
などは自分なりに整理しておく必要があるでしょう。

環境問題

第二に、環境問題です。

近年こそ出題されていませんが、2012年と2011年は2年連続での出題でした。

 

実際に問題文を見てみましょう。

【2012】
我が国では、太陽光や風力など再生可能エネルギー源の利用促進を図っているが、その背景について考察するとともに、こうした動きを地域の発展に活用するためには、今後どのような取り組みが必要かについてあなたの考えを述べなさい。
【2011】
わが国では、温室効果ガス排出量の削減を促すためのさまざまな取り組みが進められているが、その背景について考察するとともに、温室効果ガス排出量の削減に向けて、行政・企業・個人それぞれにどのような取り組みが必要かについてあなたの考えを述べなさい。

こうして見てみると、2011年は直接的に環境問題がテーマとなっていますね。

それに対して、2012年は一見すると「地域の発展」がテーマであるようにも見えます。

 

しかし、この2012年の問題は「再生可能エネルギー源の利用促進を地域の発展に活用するためには」という構成になっています。

となると、「再生可能エネルギーとは何か?」「どのような形でその利用が促進されているのか?」がわからなければ、地域の発展への活用方法は書けないように思います。

 

ということで、環境問題についても、

・具体的にどういう問題なのか
・どのような原因が挙げられているのか
・どのような解決策が議論されているのか

こういった内容についてはきちんと整理をしておきましょう。

社会保障制度

第三に社会保障制度です。
まずは2010年の問題を見てみましょう。

【2010】
医療・年金・介護等の社会保障制度は、私たちの暮らしに安心をもたらすセーフティネットの役割を果たしており、その時々の社会のニーズに応じた適切な制度のあり方を検討していく必要がある。こうした中、現在の社会保障制度を取り巻く情勢とその課題について考察するとともに、私たちが安心して生活できるようにするためにはどのような取組が必要かについてあなたの考えを述べなさい。

直接的に社会保障制度について問われていることがわかりますね。
しかし、他の年においても、社会保障制度と関連のあるテーマが出題されているのです。

 

例えば、2013年の問題文を見てみましょう。

【2013】
民間企業においては、高年齢者雇用確保措置(定年の引上げ、継続雇用制度の導入又は定年の定めの廃止)が義務付けられるなど、高年齢者を取り巻く就労環境は大きく変化している。このような措置が義務付けられた背景について考察するとともに、これからの高年齢者雇用のあり方についてあなたの考えを述べなさい。

高齢者雇用のあり方について問われていますが、問題文をよく見てみると「このような措置(高年齢者雇用確保措置)が義務づけられた背景について考察するとともに」という表現があります。
では、その背景とはどのようなものなのでしょうか?

 

端的に言ってしまえば「社会保障制度だけでは高齢者の生活を支えきれなくなってきている」という背景が挙げられるでしょう。
もしも社会保障制度に余裕があり、その枠内で高齢者の生活を支えられるのなら、企業に高年齢者の雇用措置を義務づける必要などないはずです。

 

しかし、現状の社会保障制度ではそれが実現できないからこそ、そのような措置が義務づけられたわけです。
の意味で、社会保障制度と高齢者雇用のあり方は密接な関係があると言えます。

 

近年はこういったテーマからの出題はありませんが、実質的に複数回出題されていることから、無視はできないテーマだと言えるでしょう。
そのため、社会保障制度についても、

・制度の現状及び問題
・問題の原因
・考えられる解決策や対応
などは把握しておきたいものです。

おわりに

以上の内容をまとめると、

・人口減少
・環境問題
・社会保障制度

について、現状・原因・対策を整理しておくことが最重要となります。
どこから論文対策を始めていいかわからない場合には、上記の3つのテーマから取り掛かってみることを推奨します。

 

はじめにでも述べたとおり、宮城県庁の論文試験は「配点が大きく」「長時間」なのが特徴です。
他の県庁に比べ、しっかりとした対策が必要になるのは間違いありません。

 

ぜひ、このコラムの内容を参考に、万全の対策を進めてください!

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